金型の精度によるクオリティの高さはもちろん、万全の品質管理体制でお客様のもとへ高品質の製品をお届けいたします。
不二精機では、蘇州工場と上海工場でISO/TS 16949を、その他の工場ではISO9001を取得しており、高い品質を実現するための体制を整えています。
ISO/TS 16949とは品質マネジメントシステム(自動車生産及び関連サービス部品、組織のISO9001:2009適用に関する固有要求事項)です。
不二精機では、全社の品質方針・組織の分担を全社員の意識・行動に反映させる取り組みをおこなっております。また、中期経営方針は「品質方針:安心をお届けする不二精機グループを目指す」であり、現場への徹底した周知を図っています。
品質保証体系図(各部署の役割)を明確化します。
新規開発品日程・コスト・納期ついて、部品別に日程表を作成し管理しております。
温度変化等、何らかの影響で材質の特性が変質してしまうと、その後の生産にも影響を及ぼします。
そのようなことが起こらないように、各工場で材料保管ルームを完備しています。
工程内の異常は異常処理標準でルール化し、成型スタート捨て打ち・チョコ停品・不良品、検査品・未検査品の区別が日常で管理しております。
また、社内では4M変更規定文書でルール化し、常に成型開始理由を記録しています。
変更原因によっては、事前にお客様へ連絡して評価をいただきます。
各工程で管理工程図(QC工程表)・作業指導書を作成・運用しており、半期に一度、内部工程監査を実施し不具合点を是正いたします。
現場部門にて、実業務に対して必要な知識や教育認定が必要な業務をPickUpしています。
その教育方法と評価方法を決定し、部門内の勉強会を実施し記録書を保管しています。
不二精機では年一回、全社的に各プロセスの状況をまとめたレビューを実施しています。
レビューの結果を来年度へのインプットとして、品質目標および持続改善項目を決定し推進しております。
上海不二精機 品質保証部 万応軍
根拠となるデータに基づき、日々の品質管理をおこなっています。
常に変化点・異常点を管理する体制を整え、要求される品質どおりの製品を作って納品しております。
評価試験をおこなうことで、製品が必要とする品質の検証が可能になります。
また、お客様と同じ評価をすることで、潜在的不良を減らすことができるため、コストメリット効果もあります。
寸法測定や外観検査では検証できない製品品質を、製品機能や用途に応じて検証する事により、製品の品質(出来栄え)を自社工程で保証いたします。
部位の強度が品質を満たしているかの確認をおこないます。
一定負荷をかけて破壊したときの力を確認します。
求められている耐久性を満たせているかどうかを確認します。
確認するポイントとしては、様々な角度から一定の負荷をかけても問題ないかという点です。その中でも、仕様上とくに負荷がかかるであろうポイントを重点的にチェックします。
そのためにも、「どのような目的で・どのような稼動をする成形品なのか」を事前に漏れなくヒアリングします。
求められている部位のリークが規格を満たせているかの確認をおこないます。
圧力をかけてリークしたときの圧力を確認します。
-20℃の環境下での成形品耐久、強度が十分に満たされているかを評価します。
求められている気密性を満たせているかどうかを確認します。
求められている耐久性を満たせているかどうかを確認します。
タイフジセイキ MD 長谷川
機構部品においては、製品機能試験を、通常の寸法測定や外観検査よりもむしろ重要であると位置づけております。
これらの試験は、製品の使用用途や特徴を理解した上で検証・評価する必要があり、製品特有の個性を理解した上でのモノづくりをする上でも重要な要素を含むものとして取り組んでおります。