2014年に中途採用で入社しました。元々プリント基板のメーカーの営業をしていたのですが、電気系統の分野から全く違う「成形・金型」の業界に飛び込みました。20代のうちに、転職をきっかけに新しいことに挑戦しようという気持ちがあったんです。材料から全く違う分野でしたので、今も先輩や上司の方々に教えてもらって日々勉強しています。

自社工場があるかないかが、不二精機を選んだ大きな理由のひとつです。営業という仕事はお客さんの会社と自社の窓口という立場ですが、自社工場がない場合はどうしても外注先さんの担当者とのやりとりになってしまうので、具体的な話がしづらい。変な話、要望が言いづらかったり…。自社工場があれば製造部門とも話がしやすく、コンタクトも取りやすいので、よりお客さんの悩み事への提案も良いものにできると思いました。

普段は医療関係・食品関係のお客様を中心に、月1回から2回ほどのペースでお打合せをしています。今担当しているのは20社くらいです。

打ち合わせでは、今使っていただいている金型のお困りごとや、改良したい点、先方で検討されている新商品の企画を聞いて金型をどうしていこうかという話をします。

金型を使っているのは現場の方なので、打ち合わせ相手は工場の方・実際機械を動かしている方が多いです。お困りごとに対して自社の製造担当・設計担当者と話し合ってからご提案・打ち合わせ…と繰り返して、徐々に試作を改良して量産用金型の製造へ進めていきます。

自分が手掛けた金型で作っていただいたものには、スーパーで実際見られる商品の容器などもあるので、つい手に取ってしまいますね。

前職も営業だったのですが、仕事では人とのつながりや付き合い、直接顔を見て話すことを大事にしています。電話やメールももちろん使いますが、言葉では伝わりにくいことや文章にしづらいこと、ニュアンスを伝えたいということがあるので、やはり直接会うのが一番だと感じています。

打ち合わせでは仕事以外の世間話やプライベートなお話をすることもあって、先方の人柄を感じられることができます。話しやすい空気ができると、お悩みごとも聞きだしやすいし、こちらも伝えやすくなってきますね。

ひとつの案件には1年から3年ぐらいかかることもあって、今量産金型の製造をしている案件は前任者から引き継いで試作を始めたのですが、改良に1年ほどかけて提案し続けてようやく形になりましたので、思い出深いですね。

採用テーマが「やんちゃ」でインタビューに自分が選ばれたのにはびっくりしました。どちらからというと周りからは真面目なタイプと言われて、あまり「やんちゃ」という部分がないように思うので…

でも自分の中では「行動力がある人、とにかく動く人」というのが「やんちゃな人」のイメージなので、そういうところが通じるのかなあと思っています。まだまだ「貫いている！」という域には達していないと思うのですが。これから受注を多くとって、名前が出てくる人・目立つ人になるというのが目標なので、良い意味でも私も「やんちゃ」を目指します。