私の思う“やんちゃな人”
やると決めたらとことん貫く
執念がある人
1998年入社 大石 慎也 タイフジセイキ代表
- 成形事業部
- TFS
- タイフジセイキ勤務
早く働きたい、でもスーツを着て仕事しているイメージがなかった。
現在はタイフジセイキの代表をしていますが、最初は松山工場の金型製造部門からスタートしました。大学に行くよりも早く働きたかったので就職率の高い地元の工業高校(松山工業高校)に入学したんですが、当時は周りの同級生たちと同じで、鉄を削る仕事や職人にあこがれていて、自宅から通えて・作業着で出かけて・鉄を削って…という条件にあてはまるのが不二精機でした。本音を言うと、スーツを着て仕事をするイメージがなかったんです(笑)。当時はもちろん営業するとも、海外で働くことになるとも思ってなかったです。
10年以上製造部門にいたのですが、ある程度一人で全部できるようになり、新しいことにチャレンジしたいと思っていたところ、部署移動の話をもらいました。忘れもしませんが、金曜の残業中にコーヒー飲みに来ないかと上司に言われたんです。それで休憩しに行ったら「営業をやってみないか?」と言われて…「週末考えてくれればいいから」ということだったので、家に帰って考えようとしたところ、「あ、言い忘れてたけど、場所は日本じゃないぞ」って…「ええ?」っていうやりとりがありました。今でも金曜はトラウマです(笑)。
タイ大洪水で被災、
2カ月で工場を再スタート
仕事での印象的なエピソードは、タイに赴任して2年目に起こった2011年のタイ大洪水です。工場には入れない状態でした。漫画みたいな光景でしたよ。現地スタッフも工場の近くに住んでいるので家が水没し、工場に駆けつけられたのは日本人スタッフ4名だけでした。それでも一週間後には現地スタッフが手伝いに来てくれましたし、被災直前に来た伊井社長が新しい敷地を押さえてくれていたおかげで、2カ月で再スタートさせることができました。
あれだけ被災しながら日本よりもずっと立ち直りが早かったのはタイらしいと思いました。また東日本大震災があって半年後のことだったので、同じタイに進出している宮城出身の企業さんの中には、寝泊りするところや食料を提供してくださったところもあって、本当にありがたかったです。一生にそうある経験ではないですね。気候の他にも、タイと日本の違いは他にも言葉や文化などがありますが、仕事でやることは中国もインドネシアも同じなんです。行動のベースとなる文化が違うタイで、どうすれば日本と同じ仕事ができるようになるのかを考えるところはちょっと違いますね。
「やんちゃな人」はやると決めたら
とことん貫く執念がある人
採用テーマとなった「やんちゃな人」は、「一度、やると決めたら諦めずとことんまで貫く執念を持っている人」「なりふり構わず、信念を貫いている人・しぶとい人」というイメージですかね。自分がそうかは分からないですが、同じ目標に向かっていれば、自分の考えを貫きたいと思います。今でこそ新卒を毎年採用していますが、自分が入ったときには若手は少なかったんです。現場では数年たっても自分はまだ若手で、先生ほど年の離れた人と一緒に仕事をしていました。
仕事上では自分の正しいと思うことを伝えないといけないので、そのときに鍛えられたところもあるかも知れません。正しいと思ったことを進めるには、手加減すると倍返し以上の結果が来るというリスクを負うんです。でもその分、成果・やりがいになるし「手を抜かずにやったのだったら後悔しないし、怒られないだろう」…と思っています。
「すみません」と「ありがとうございます」があれば、ぶつかってもいいと思う。
「嫌々仕事をやりたくない」と思っていました。そのためには「自分をさらけ出さないと、出しきれない」と思ったので、ぶつかったり自分をさらけ出しているところがやんちゃと思われているのかも。主に先輩にぶつかっています。基本先輩には「すみません」と「ありがとうございます」があれば、ぶつかっていいと思っているんです(笑)。
不二精機は、個性が強い人たちが多いなと思います。自分がタイに赴任したときは、4つ上の先輩・6つ上の先輩がいて指導していただきましたが、自分からするとその人たちこそ、「やんちゃだな…」と思いました。例えば伝え方をどんなに変えても、自分の言いたいことを言って、自分のやりたいように進められる人たちなんです。目標さえ同じであれば、自分が正しいと思うことをやりきるのは悪いことじゃないと思います。
どこであっても「不二精機マン」でいる
今後は会社規模を大きくするのはもちろんですが、「世界に通じる不二精機マン」になりたいです。こちらに来て特に感じたのが、同じ日系企業同士で同じ年齢の人でも、すごくしっかりしているなという人がいること。もちろんローカル企業の方にも感じました。でも会社によって社風があって、それを体現している人がいいなと思います。会社は成長していくものなので、私が定年になるまではまだまだ海外拠点が増えていくはず。でも仕事の内容ややることは同じなので、世界のどこに行っても「不二精機マン」でいたいし、そういう人を増やしたいと思っています。
One Day's Schedule一日のスケジュール
08:00
朝礼
08:15
業務処理
(Eメール、定例会議、見積、納品状況確認)
12:30
昼食
13:30
5S活動
13:45
工場巡回
14:15
業務処理
(Eメール、定例会議、見積、納品状況確認)
17:30
終業